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(9) 82-83

82 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/08/04(月) 00:09:55.58 0
ぼーっと。
手に持った文庫本は飾りになっている。
先週から毎日この本を読んでいるのにいまだに30ページしか進んでいない。
…知的なイメージはつけられそうにないなぁ。

もう窓の外は「ゆうやけこやけ」だ。ほんと可愛い事言っちゃうんだから。
見た目もちょっと可愛いけどキラキラしたあの目で言われるとなんか和んじゃう
んだよね…

ぼーっと。
オレンジ色の教室でただその時がくるのを待つ。
ちょっと愛しい気持ちになりながら。


ちゅっ


「ひゃうあぁっ!?」

ほっぺに柔らかいものが突然触れて咄嗟に立ち上がり振り向く。
椅子が倒れて音を立てた。

「あや?ごめん、そんなに驚くと思わんくて…」
「あ、愛斗っ!!」
「ぼーっとしてたから。部活終わったから帰ろ」
「んもぉー…」

ごめんごめんとあまり悪く思ってない風に言われながら頭を撫でられる。
…ずるいよその笑顔。許しちゃうじゃない、バカ。

83 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/08/04(月) 00:10:45.56 0

愛斗が椅子を直してくれて私はカバンに本をしまう。
窓から差し込む夕日に照らされる愛斗の横顔に少し見惚れながら。

「ゆうやけこやけやね」
「ふふ…そうだねぇ」
「あー里沙ちゃんバカにした!」
「違う違う、可愛かっただけ」
「それも嫌やって!」
「ほめてるんだよー」

愛斗の手に私の手を絡ませて下校する。
私に合わせてゆっくり歩いてくれる愛斗と夕日に目を細めながら。

ゆうやけこやけの中こうやって一緒に帰るのがすごく幸せ。
何も会話をしなくても幸せになっちゃう。
愛斗だってきっとそう。この笑顔がそれを表してる。

「ねー、愛斗」
「なに?」
「ゆうやけこやけって響き、私は好きなんだよ」
「そっかー」
「だからね、言い方変えちゃ嫌だからね?」
「んー」

家までの帰り道。
毎日ゆうやけこやけが好きになってくね。
愛斗とこの時間が共有出来てほんとに私は幸せだよ。



おわり。
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| 愛斗×ガキさん | 02:53 │Comment- | Trackback-│編集

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説明

イケメン・タカスレの小説まとめです
てけとーです
職人さま方に感謝!

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