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(6) 410-414

410 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/14(土) 02:53:26.58 0

「なーガキさん」
「なに?」
「…ええと、あ、きれーやな、空」

今日はテスト週間であたしの部活も愛斗の応援団もお休み
こんな真昼間の道を2人で帰るなんていつぶりだろう…

愛斗のことだから、カラオケにでも誘われるかと思ったけど、
普段の遅くなった夜道よりもむしろまっすぐに家に向かっている

別に、気にしない。
なんて思ってたけど、こうまできっちり帰っていると不安になる
今日も下駄箱開けたら、バサバサーって昭和風にラブレターが落ちてきた
愛斗はそれを全部持って帰る。
アンタのスカスカのかばんはそのため?ってくらい多い。

もしかして、その中に気になる子がいるのかもしれない。
いつもより少しだけ早く、前を歩く愛斗の背中が途端に遠く見える


411 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/14(土) 02:54:29.54 0

いよいよあたしのうちの前に着いた。
隣なのに、愛斗はあたしが家の中に入るまでずっと見てる。

「じゃあ、また明日ね」
笑顔笑顔。自分でもなかなかの演技力だ。
こんな不安、明日になれば消えてなくなる。
安倍さんおススメのレコードでも聞こう。
そう思ったのに…

「ガキさん、ごめん…大事な話があるんやけど…」

そう言われて、もうサヨナラを言ったはずの愛斗に腕を掴まれた。


誰もいなかったからそのままうちの中へ
愛斗の好きないつものイチゴミルクが冷蔵庫にあって、
それを出そうとするのに、上手く掴めない。
ああ、ママごめん…もうこの習慣、なくなっちゃうかも…


412 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/14(土) 02:55:33.84 0
リビングのソファ
愛斗は真剣な顔で俯く。
綺麗な顔の眉間に走る数本の皺。
聞きたいけど、聞きたくない愛斗の言葉。
新垣家の中で時計の音だけが、元気だった。

「あの、さ…」
何かを決心したかのように、愛斗が口を開いた。

「な、なに?」
あたしはなんとか、笑う。

「オレ、オレさ…」





「ガキさんが落ちても、ずっと好きやからな!!!」




「は?」


思わず漏れてしまった、冷たい声。
落ちる堕ちる墜ちるオチル…おちるって一体何のこと?



413 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/14(土) 02:56:11.53 0
「やから、今回のテスト、もし無理で学年がちがくなっても、
 オレがぜってぇガキさんのこと一番好きやから!」

年下になんか負けえん!!
なぜか一人盛り上がる愛斗。

ん?ん?ちょっと、待って高橋くん…

「あたしが、落第するって…そういうこと?」
愛斗は涙目でこくりと頷いた。

やって、ガキさんめっちゃ可愛いんやもん。絶対絶対、今の1年がほっとくわけないがし。今だってオレめちゃめちゃ心配やのに。
でも、もしそうなってもオレ諦めたくない。ガキさんの、か、彼氏に相応しい男でい続ける。絶対絶対約束する…オレ、オレが…

エンドレスで喋り続ける愛斗。
なんか、馬鹿にされてんのにものすごく愛斗が愛しくなってしまった。

「落ちないからもー、失礼だな…」
「ほんと?」
「ホント。あたしだってやる時はやるんだから…」
じゃ、オレ対策ノート作ってくる!
違うベクトルで勢い付く愛斗。

「それに、もしそうなったとしても…あたしは愛斗が一番だよ?」

自分でもわかるくらい真っ赤になって言ったのに、
愛斗はもう、自分のノートを取り出してうんうん言い始めてた。


414 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/14(土) 02:57:19.25 0


愛斗の方がモテてモテてしょうがないのに
なんでこの子はこんなにあたしに対する気持ちが熱いんだろう。

なんて、かばんから覗くファンレターにちょっぴり優越感を持ちながら
温くなったイチゴミルクを冷えたものと取り替えた。




( ;・e・)<なんか、日本史のノートだけ厚くない?

川*’ー’)<重要やもーん。
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| 愛斗×ガキさん | 21:48 │Comment- | Trackback-│編集

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説明

イケメン・タカスレの小説まとめです
てけとーです
職人さま方に感謝!

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