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(6) 310-314

310 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/11(水) 12:27:50.65 0
 
 
いつだってさゆみの方が想ってるんですね。
朝起きてから夜寝るまで。…ううん、夢の中だって絶対に想ってる。
愛斗先輩のこと考えない時なんて、さゆみにはないの。


でもね。

きっと愛斗先輩は違う。


だからさゆみ、自分ばっかり好きみたいで少し悔しいの。
知られたくないなぁ…こんなに想ってること。
 
 

311 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/11(水) 12:28:20.70 0
 
愛斗先輩と並んで歩く帰り道。
なんだかそれだけで胸がドキドキしちゃうの。
いつも通ってる道じゃないみたい。
歩き方変じゃないかな。前髪とか大丈夫かな。
顔が赤くなってないかな。

「さゆ」
「はい?」
「…手、繋ごっか」

愛斗先輩の手が、さゆみに触れてしっかりと握られる。
ぎこちなく見えてないよね。ドキドキしてるの、バレてないよね。
…あぁでも、顔が緩むのは止められないかも。
やだなぁ。嬉しいのがバレちゃうじゃない。

「どーしたの?」
「え?」
「さっきから、ずっと下向いてる」
 

312 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/11(水) 12:28:50.95 0
 
そんな風に覗き込まないで。
さゆみの気持ちが全部伝わっちゃう。そんなの絶対ダメ。
内緒にしておきたいの。今はまだ。

「もうすぐテストなんで憂鬱なんです」
「そっかぁ。テストかー」
「すっごい範囲が広いんですよ」

まだ気付かれたくないんだもん。
もっとさゆみのこと好きになってくれなきゃ、言わないの。
愛斗先輩の気持ちが、さゆみより小さかったらダメなの。

「俺、教えようか?」
「愛斗先輩が?」
「うん。さゆよりは出来ると思うんだけどなー」
「ほんとですか?そんな風に見えなーい」
「ひっでー」

そしたら会える時間もっと増えるかな。
どうしよう、さゆみ勉強どころじゃなさそう。
緊張しちゃって何一つ覚えられないかも。
 

313 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/11(水) 12:29:25.82 0
 
「じゃ、明日から図書室で勉強だな」
「はい。お願いします」
「ん。赤点取らないように頑張んないとね」

そういって愛斗先輩は繋いでた手を離す。
いつもの別れ道。毎回思う寂しい気持ちに、慣れることなんてないの。
あぁもう。時間が止まればいいのに。
もっと一緒にいたいって、思わず言っちゃいそうになる。

「さゆ」
「…なんですか?」
「キス、してもいいかな」
「え…」

返事を待たずに、愛斗先輩の唇がさゆみに重なる。
だけどそれはすぐに離れて、そのまま緩く抱き締められた。
嬉しいはずなのに、なんか物足りない。

「もぉ。ズルイですよ愛斗先輩」
「え?な、なにが?」
「いきなりキスするんだもん…」
「ご、ごめん…」
「謝るだけじゃぁ、さゆみ許せないですね」
「…じゃどーしたら許してくれる?」
「もう一回キスしてくれたら、許します」
「…ん」

そういうと、再び愛斗先輩の顔が近づいてくる。
さゆみは目を閉じて先輩のそれが触れるのを待つ。
 

314 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/11(水) 12:29:42.70 0
 
ほんとにズルイのはさゆみの方なの。
なんで素直にして欲しいって言えないんだろう。
鏡のなかの自分には何でも言えるはずなのに。


好き。大好き。
ううん、愛してる。

さゆみの気持ちの方が、絶対に愛斗先輩より上なの。
悔しいけど、上なの。
だけど教えてあげない。だって悔しいんだもん。


―おしまい―

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| 愛斗×さゆ | 21:17 │Comment- | Trackback-│編集

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説明

イケメン・タカスレの小説まとめです
てけとーです
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