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(2) 764-770

764 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/13(火) 23:03:06.49 0
 
「ちょっと…大丈夫?」
「…ムリ、痛い」

ここは保健室。
昼休みに教室で友達と騒いでいた愛斗だが、運悪く背中をロッカーに強打してしまった。
それを見た里沙が慌てて保健室へ連れてきて今に至る。
だが、肝心な先生がいない。机には「只今会議中」との札が立てられていた。

「先生、こないね」
「うん」
「…あたしが手当てしよっか」
「え、ガキさんが?」
「なによぉ。あたしだってそれくらい出来ますから」
「ほんとかよぉ」
「言ったね。んじゃどれだけ出来るか見せてあげるから。あ、制服脱いでね」
「え、あ…う、うん」

言われた通りに制服を脱ぐ愛斗。だがシャツは着たままだ。

「ちょっと愛斗。シャツも脱がなきゃ見えないじゃん」
「あ。そ、そっか…」

脱いで、と言われると何故か恥ずかしさが込み上げてくる。男のくせに。
意識しすぎてるせいだろうか。
愛斗はしぶしぶシャツを脱いで里沙に背中を向ける。


765 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/13(火) 23:03:29.94 0
 
「はい」
「よし。あー、やっぱり擦りむいちゃってるね」
「血ぃ出てる?」
「ちょっと…滲んでるかな。消毒するね」
「え、ヤダ!!痛いじゃん!!」
「何子どもみたいな事言ってんの!消毒しなきゃダメでしょーが!!」
「マ…マジで…」
「ほらさっさと背中向ける!」
「うぁ~イヤだぁ」

里沙は消毒液を取ってくると、ガーゼに浸して傷口に付けた。
愛斗の背中に何とも言えない痛みが走る。

「いってぇ!!」
「我慢しなさい!!」
「ちょ、ムリムリ。マジで痛いから!!」
「もぉ!動かないで!すぐ終わるから!!」

よし、これでいっかな。と里沙が手当てを終え、道具を片し始めた。
愛斗は余程痛かったのか、そのままの格好から動かない。

「何してんの。早く服着てよねぇ」
「…やだ」
「はぁ!?もぉ午後の授業始まっちゃうってば!!」


766 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/13(火) 23:04:07.08 0
 
ほら!などと言いつつ、里沙は脱ぎっぱなしのシャツを愛斗に渡した。
愛斗はそれを受け取るが着ようとしない。
呆れた溜息をついた里沙が着させようとシャツを広げると、愛斗に腕を掴まれた。

「ちょっ…愛斗?」

里沙は座っていた保健室のベッドに押し倒されてしまう。
びっくりして愛斗を見上げると、真剣な顔でこちらを見ていた。

「…な、なに?」
「俺の裸見てさ…何とも思わない?」
「なっ…なによいきなり」
「俺は見せるの恥ずかしかったのに…ガキさん全然普通なんだもん」
「…そっ、それはさぁ…」
「魅力ないの?俺って」
「ちょっ、違うから!そんな事ないよ?ほんとに」

大体あたしは手当てでそれどころじゃなかったの!!と大きな声で里沙は言う。
だが愛斗はまだ信じられないのか、拗ねた顔で里沙を見ている。


767 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/13(火) 23:04:46.58 0
 
「じゃ、今は?」
「は?」
「今、俺の裸見て、どう思う?」

そう言われて里沙はまじまじと愛斗の上半身を見てしまう。
しかも押し倒されたこの状態で裸って…そこまで考えたら顔に熱が集まるのを自覚した。
里沙は慌てて頭を振って行き過ぎた妄想を振り払う。

「…変な事言わないでよ。ここ保健室だよ?」
「知ってるよ。んで、どう思ったの?」
「……」

「別になんとも」なんて言えないし、「イヤラシイ事考えてました」なんてもっと言えるはずがない。
困った里沙は顔を背ける。熱はまだ引いてくれない。

「ガキさん顔赤いよ」
「…だ、誰のせいだと思ってんの…」
「ドキドキした?」
「…し、した…」

結局、里沙はそう答えるのがいっぱいいっぱいだった。
愛斗はそれで満足したのか、そのまま抱き締めてくる。
いつもなら里沙も愛斗の背中に腕を回すのだが、今日は意識してしまって出来ない。


768 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/13(火) 23:05:09.63 0
 
「なんだよ、俺だけかよ舞い上がってんの」
「……は、恥ずかしいの!!」
「ふは。マジっすか」
「愛斗がいきなり変な事言うからさぁ!!」
「ごめんって」
「ほんと、いい加減にしてよねぇ…」

愛斗は笑いながら里沙の髪を撫でていたが、里沙の腕を掴むと、自分の頭に持ってきた。
撫でろ、と催促をする。
里沙は愛斗が自分にしているのと同じように愛斗の髪を撫でた。
甘ったるい空気が2人を包む。

「キスしてもいい?」
「…いいよ」
「授業始まっちゃったね」
「愛斗のせいだよ」

ただ眠いだけの授業なんてどうでもいい2人は、お互いを見つめながら顔を近づける。
先に里沙が目を閉じると、続けて愛斗が目を閉じて唇を合わせる。
愛斗は里沙の顔を手のひらで包み、里沙は撫でていた手を愛斗の首に回した。

「んんっ…」

しばらく唇を合わせていると、愛斗の舌が里沙の唇を突く。
一瞬里沙はびっくりするが、少しだけ口を開いてそれを受け入れた。
愛斗のそれが里沙の口の中で暴れる。


769 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/13(火) 23:05:40.10 0
 
「…んっ…」

しばらくして息苦しさから顔を離すと、里沙が愛斗を睨んできた。

「…もぉ」
「お、怒った?」
「…どこで覚えてくんのよ、こんなの」

どうやら本気で怒っているわけではないらしい。愛斗は少し安心した。
首筋に顔を埋めて、そこら中にキスをする。

「ちょっ…くすぐったいってば」
「我慢して」

身を捩って逃げようとする里沙を押さえつけて愛斗は強引にキスを繰り返す。
気が済むまでキスをして里沙を開放すると、ぺしっと頭を叩かれた。

「いてっ」
「もぉ。こんなことする為にここ来たんじゃないでしょ」
「いいじゃん別に」
「よくない!もう背中痛くないの?」
「ん。平気」
「ほら、早くシャツ着て!風邪引いちゃうから!」
「…はい」


770 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/13(火) 23:06:03.76 0
 
今度こそ愛斗は里沙の言う事を聞いて制服を着始めた。

「…授業どうする?」
「てかもう帰ろうよ」
「えぇ!?帰っちゃうの?」
「こんなとこいてもつまんないし、俺は早くガキさんと帰りたい」
「鞄どーすんのよ」
「大丈夫、今体育だから」

そう言って愛斗は里沙の手を取ると保健室を出て教室に向かった。

…保健室の入り口から少し離れたところで入るに入れなくなった先生がいたことも知らずに。


―おしまい―
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| 愛斗×ガキさん | 02:04 │Comment- | Trackback-│編集

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イケメン・タカスレの小説まとめです
てけとーです
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