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(2) 654-658

654 名前:p6173-ipad02osakakita.osaka.ocn.ne.jp[] 投稿日:2008/05/13(火) 00:06:41.69 0
なんかこんなつもりじゃなかったんだがなち愛斗が書けたからあげます


「久しぶり、ガキさ~ん」
「あべさーん」
そう言って彼女の腕の中に包まれるのは、私の至福の時。
彼女は安倍さん。私の憧れの人で、楽器屋さんに勤めてる。
私には天使の羽が見えるのだ。彼女のトレカを勝手に作って、羽を作って私も一緒に空を飛びたい
何言ってるのか自分でもわからないけど、とにかく、あべさんは奇跡!

「ねーガキさんって波浪高校だったっけ?」
「ハイっ!そぉなんですよー」
なんてことだ、感激だ!!私の学校を安倍さんが覚えていて下さるなんて…
今日は赤飯だ!キャビアは飽きた!日記はもう、5ページ書こう!
しかし、私は次の一言で真っ青になる

「ガキさんの高校の応援団長のことなんだけど…」


655 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/13(火) 00:07:19.24 0

その日の夜、愛斗の部屋
「お願い!!安倍さんと一回デートして!」
何度も頼んでいるのだが、愛斗は一向に首を縦に振らない。それどころか、段々と顔が険しくなる

「一回で良いから…愛斗?」
「…わかったよ…」
「ホント?良かったぁ!」
愛斗に連絡先を赤外線で送り、私は愛斗に背を向けて、安倍さんにメールを打ち始めた。
デコメールデコメール!
静かにそれを見ていた愛斗は携帯を握っていた私の手を強引に引き寄せ、そのまま床に押し倒した。


「ちょ!なにすん…ふあっ…」
普段何をするのにも優しい愛斗からの、強引なキス。頭が痺れて言う事をきかない。
解放されてからも、恥ずかしくて愛斗の目が見れず、息を整えた
「…オレが、誰かとこんなことすることになっても、良いわけ?」
「何言って…」
絶句する。愛斗は怒っていた。見たこともない激しい顔で。
それは少しずつ、崩れて、泣きそうなのを堪えるように唇を噛むと、私の上からどいた。

「強引にしちゃって、ごめん。頭冷やしてくるな…」
「愛斗待って」
愛斗の腕を掴もうと伸ばした手は、空を掴んだ。
「だいじょぶ、オレちゃんと安倍さんと逢えるから。」
完璧で、それでいてどこか心の無い笑顔を私に贈ると、愛斗は財布を持って家から出て行った。
ここ、愛斗のうちなのに…

656 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/13(火) 00:07:43.71 0

「あ、お早う、えっと…」
「あ、高橋愛斗って言います。新垣さんから、話は聞いてます。今日はよろしくお願いします。」
自分は一体何をしているんだろう…日時と場所はそれとなく安倍さんから聞き出すことが出来た。
セッティングしたのは私なのに、不安になる権利なんてない…それなのにこうやって後なんてつけて…

愛斗は実に上手く立ち振る舞った。
車道側を自分が歩いたり、面白い話をしたり、彼女の服装を褒めたり。
―全部、私が愛斗に注意してきたこと…―
愛斗がまるで愛斗でない他の人のように見えた。

夕暮れが宵に姿を変えても、二人は離れようとしなかった。
それどころか、二人の距離は徐々に縮まる。
「座って話、しませんか?」
愛斗の提案に、安倍さんは頷くと、二人は公園のベンチに腰掛けた。
あまり近づくとバレてしまう。声が届くか届かない場所の茂みに身を隠した。

二人はしばらく独特の笑い声を響かせていたのに、ふと、静かになる。真剣に互いを見つめあう。
私は、茂みの中でうずくまった。愚かだった、本当に愚かだった。
ホントに大事なものが見えていなかったんだ。

「愛斗…愛斗ぉ…」
私は地面を掴んだ手の上に、雫が落ちるのを感じた。涙だ。
安倍さんを悲しませたくない一心で、私は一番大切なものを失ってしまったんだ。
祝福できるの?安倍さんと愛斗を。ううん、もう私愛斗に逢う資格なんてない。



657 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/13(火) 00:08:06.34 0

「何やってるがし、ガキさん」
その声に顔をあげると、ちょっと怒った顔の愛斗がいた。
私はどうして良いか分らず、とりあえず逃げたくなって動くとよろめいて尻餅をついた。
「アッヒャー!」
愛斗は一しきり私を見て笑うと、私に手を貸した。私は困惑しながらも、その手を取った。

「おったんなら、出てくれば良かったやん」
「な、そんなこと…」
二人が付き合うところなんか、見れない。それが罰なら、見なければならないけど。
「安倍さん良い人やった。さすがガキさんの憧れの人やな…って、何泣いてるがし?」
愛斗が涙で歪んできた。ああ、もう、止まってよ…

そっと、温もりに包まれる。愛斗に抱きしめられた。恋しい。でももう…
「愛斗、だ、ダメだよ」「なんでや!」
「愛斗は、もう、安倍さんと…」「は?」
本気できょとんとした愛斗に私の涙が止まる。
「なんでや?ずっとついてきてたんやろ?話聞いとったんちゃうんけ?」
先ほどまでとは打って変わってお口の悪い愛斗。本人もそれに気付いたみたいで、慌てて直した。
「オレ、最初に言ったよ?ガキさんとお付き合いしてますって」



658 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/13(火) 00:08:34.09 0
驚きのあまり声の出ないあたしを無視して、愛斗は続ける
「やっぱりぃって言うてたで。嬉しそうやったわ。
 最近ガキさんがあんま連絡してこんから、店に来る高校生に聞いたら彼氏が出来たって聞いて」
どんな子か聞こうと思ったら、紹介しますって言われたから楽しみにしてたんやと。
「じゃ、じゃあ、別に気になってたからじゃなくて、あたしの彼氏として逢ってみたかったってこと?」
「ほうやって言ってるやんか」
アタシ馬鹿みたいじゃん。一人でいろいろ…

「なぁなぁ、オレが安倍さんのものになってたら嫌やった?」
ニヤニヤ笑いの愛斗だけど、本心はわかってる。
あたしがあんなことお願いしちゃって、一番傷ついたのは愛斗だもんね…
「嫌。愛斗ホントにごめんね…。」
「ええよ。そんだけ、安倍さんのこと、大事ってことやもんな」
ちょっとショックやったけど。オレの気持ちは変わらんし。ガキさんがおらんと嫌やもん…
さらっと優しい言葉を言える愛斗…この子将来どうなるんだろう…

「はい」
愛斗はずいっと右の頬を私に差し出した。なに?
「ガキさん、ファーストちゅーは安倍さんのほっぺやったんやろ?」
とっても悔しそうな愛斗。なに?安倍さんとそんなことまで話したの?
私は愛斗の頭を撫でて引き寄せるとほっぺに一回、唇に一回のキスを落とした。

安倍さんと愛斗を取り合うことになったら、もう迷わず、いや迷っても愛斗を取るだろう
相手なしじゃ生きれないのは、むしろあたしの方みたいだよ、愛斗。

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| 愛斗+安倍さん | 02:00 │Comment- | Trackback-│編集

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イケメン・タカスレの小説まとめです
てけとーです
職人さま方に感謝!

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