[PR] 賃貸住宅

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- │Comment- | Trackback-│編集

(2) 558-562

558 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/12(月) 14:25:22.45 0
「おはよー愛理ちゃん。」
集合場所に30分も前に着いたのにそこには既に新垣さんがいた。
普段愛斗サマ愛斗サマ言ってるみややまぁさも誘ったのに、来てくれなかった理由は少なからずこの先輩にある。
「おはようございます。先輩早いんですね。」
「ああ、なぁんか楽しみで。でもお友達来れなくて残念だったね。」

誰もが憧れる愛斗先輩の彼女。とっても素敵な、気配りの出来る人。
最初はちょっと、ううん、すんごく嫉妬してた。でも今は違う感情が私の中にある。
愛斗先輩のこと、諦めれたわけじゃないけど、新垣先輩の隣にいる愛斗先輩が好きなのかもしれない。
だから、決めたんだ―今日で先輩への想い、断ち切るんだって。

しばらくして、愛斗先輩、そしてだいぶ遅れて亀井先輩が来た。
「もー、かぇめー遅いから!」
そう言って、新垣先輩は亀井先輩の手を取って進み始めた。

「なんやぁ、ガキさんは相変わらずせっかちやの。置いてかれるな、愛理ちゃん走ろ!」
あの時みたいに自然と愛斗先輩の手は私の右手を掴んで走り始めた。
胸が、キュンて音を立てる。


559 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/12(月) 14:26:04.84 0


面白い亀井先輩と、優しい新垣先輩、そしてカッコいい愛斗先輩。
三人は私を祝うために、割り勘でお金を全部出してくれた。

本当に楽しいひと時。そして、別れの前にパレードの時間が来た。
「迷子になっても、パレードが終わるまでは探さないことにしよう。どっちみち人が多くて探せないし」
しっかり者の新垣先輩が予言していた通り、みんなばらばらになってしまった。
あ、なんかクラクラする。人に酔った?昨日楽しみで眠れなかったから?


「だいじょぶ?愛理ちゃん?」
気がつくと、パレードの喧騒から離れた芝生の上に寝かされていた。
頭は、愛斗先輩の膝の上…え?愛斗先輩!!
「す、すみません!!」
「あ、ええよええよ。もちょっと寝とき」
誰もパレードに夢中で見てえんから、恥ずかしくないで?
先輩は私の顔が真っ赤な理由を恥ずかしさと捉えたらしい。自分の中で何かが、動いた。

「先輩」「ん?」
「…好きです」

時間が止まった気がした。自分は何を言ってしまってるんだろう。
何も言わず、心にカギをかけてしまえば、こうやってまた、遊びにこれるかもしれないのに。
大好きな新垣先輩の顔が浮かんでは消える。
それでも隠し切れなかった。ホントのじぶんを。

560 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/12(月) 14:26:27.44 0

「ごめんな…」
「ごめん。ずっと気付かんくて。そんな風に想ってくれてたなんて、オレ知らなかった」
本当に苦しそうな顔をする先輩。この次の言葉、わかってる。
「オレ、ガキさんのことが好き…なんよ」
改めて言って貰えて、なんだか嬉しくなった。
先輩に想いがある人はいっぱいいて、こうやって告白もいっぱいあるだろうに、
この人はこんなに不器用に、そして真剣に考えて私を振ろうとしている。

私の初恋…この人で、良かった

「先輩。大好きです。でも、新垣先輩の横にいる先輩のことが一番好きみたいです。」
「愛理ちゃん…」
「そんな顔、しないで下さい。真剣に考えてくれて嬉しかったです」

パレードの終わりの花火が上がった。
私は起き上がり、自分から愛斗先輩の右手を攫った。
「そんな顔してたら、新垣先輩が不安になっちゃいます。笑ってください、先輩。」

私は、先輩の笑顔が、好きだったから…ずっと笑ってて下さい…



561 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/12(月) 14:27:02.11 0
~~~~~~~~

「ガキさん、良かったんですか?二人っきりになんかしちゃって」
「良いの!あの子は、良いの!」
自信とか、そんなのじゃない。ホントは不安だよ?愛斗があの子のものになったらって。
でも、愛理ちゃんのまっすぐな眼差しを見たら、今日がどんな日なのか、否が応でも分った。
同じ愛斗に惚れたものとして、通じるものがあったのかもしれない。

「新垣先輩、亀井先輩!」
なんか泣きそうな愛斗の手を取って愛理ちゃんが走ってきた。
「先輩、最後に新垣先輩となんか乗りたいみたいですよぉ」
「まったくー愛斗先輩、ガキさんのことホントに好きなんだから~」
「ちょ、カメやめなさい。」

絵里、愛理ちゃんとお土産選んじゃいますからねー、なんて愛斗と二人そこに残された。
「…愛斗。あんた、愛理ちゃんに告られたでしょ?」
愛斗はビクゥっと動いた。バレバレ。
「ちゃんと、言えたの?」
「…わからんけど、ガキさんが好きって伝えた」
まったく、もっと上手くいえないもんか。でも心のどっかでは、それを喜ぶ自分がいる。


562 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/12(月) 14:27:38.99 0

「あんたが悲しむことじゃないでしょーが。フッた相手に気を使わせるなんて、愛斗らしけど…」
「うああ…ごめん」
しょんぼりする愛斗の左手を取って、歩き出す。
ここは私の庭みたいなもんだから、誰もいないとこなんて、すぐわかる。
もう、何か乗るのには遅いし、かといって今二人に合流するのはおかしい。

私はそこで、愛斗の唇を攫ってやったし、愛斗にも攫われた。
どうやら余裕がなかったのは、私も同じだったらしい。

自分で仕向けた愛理ちゃんでこれなら、もっとすごい誘惑をしてくる人がいたら、あたしどうなるんだろう。
愛斗のこと、信じてるけど、結構取り乱しちゃうかもな…
愛斗の胸の温もりの中でそんなことをぼーっと考えた。
スポンサーサイト

| 愛斗×愛理 | 01:56 │Comment- | Trackback-│編集

| main |

説明

イケメン・タカスレの小説まとめです
てけとーです
職人さま方に感謝!

メールフォーム

name:
message:

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。