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(1)315-317

315 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/04/28(月) 19:57:49.81 0
 
今は学校の昼休み。愛斗は今日も寝不足らしく、机に突っ伏して寝ている。
里沙が愛斗の席まで来ると、肩を揺すって起こした。
実は、下級生と思われる女の子から愛斗を呼んで来て欲しいと頼まれたのだった。


「ねぇ。ちょっと起きてってば!」
「ん~…」
「愛斗!アンタに用事があるって呼び出されてるから!」
「えぇ?俺?…ヤダよ眠いもん…」
「ほーら!早く起きて行きなさい!!」
「……はーい」

愛斗は眠い目を擦りながら席を立った。
そのまま女の子が待つ廊下に出るかと思いきや、振り返って里沙に話しかけた。


「あのさぁ、ガキさんも一緒に来て」
「はぁ!?ヤダよ、なんであたしが!」
「一人だと怖いじゃん」
「何言ってんの。怖くないから。一人でさっさと行ってきなさい!」
「どうせ告白だろ?ガキさんがいると断りやすいんだって」
「は!?ちょ、え、うっそ!ちょっと腕引っ張んないでよー!」


愛斗は里沙の腕を掴むと女の子がいる廊下へと歩き出した。
なんとか腕を離そうと抵抗してみたが力では適うはずもなく里沙はそのまま廊下へと連れて行かれた。


316 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/04/28(月) 19:58:21.10 0
 
「ごめん」


今日も愛斗は断った。それなりにかわいらしい子ではあったが、愛斗に興味は無いらしい。
里沙は居心地の悪さに耐えられないといった感じで、二人に背を向けていた。
すると、失恋で今にも泣きそうな女の子が弱々しく里沙に話しかけた。


「あの…先輩が愛斗先輩の彼女なんですか…?」
「うん」
「えぇ!?ちょっと愛斗!変な事言わないでよ!あたし、彼女とかじゃないから!!全然違うからね!」
「そうなんですか…」
「そうそう!ただの幼馴染だから。そういうんじゃないから」
「…わかりました」


それだけ言うと、女の子はトボトボとした足取りで帰って行った。
愛斗は教室に戻ろうとしたが、里沙は慌ててそれを引き止め、先ほどの発言に抗議した。


「ねぇ!いきなりあんなこと言わないでよ!誤解されるじゃん!!」
「別に俺は誤解されてもいいんだけど?」
「けど?じゃないでしょ!!こっちの身にもなってよね、もぉ~」
「…俺と噂されんのイヤ?」
「イ、イヤっていうか…えっと…その…こ、困るじゃん…」


317 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/04/28(月) 19:58:48.38 0
 
困る、と言っている里沙の顔は真っ赤になっている。
愛斗はそれを見て一瞬かわいいと思ったが、言われた言葉を思い出して膨れた顔をした。

このまま里沙に言ってしまおうか。いや、もう少し黙っておこうか。
どうせ里沙は気付いてない。
愛斗は頭の中でそんな事をチラッと考えて、言わない事にした。


「なーんだ、俺だけか。噂されてもいいって思ってんの」
「ちょ、困んないの?」
「困んないよ別に」
「噂なんかされたら彼女作れなくなるよ?」
「じゃガキさんも彼氏作れなくなるなぁ」
「あたしは別にいいけど…」
「てか、作るなよ」
「は?なんで愛斗にそんな事言われなきゃなんないのよぉ!」
「ダメ。俺の許可無しに作らせないから」
「あたしの彼氏なんだから愛斗の許可なんていらないじゃん!」
「俺が認めた男じゃないとダメだから。ま、そんな奴いないけどね」
「ちょ、えぇ?ヒドくない、それぇ」
「ヒドくないし。どっちかっつったらガキさんの方がヒドいよ」
「何よそれぇ。全然分かんない!」


長い事一緒にいると「好き」とかの感情が伝わりにくくなるんだな。
愛斗はちっとも伝わっていない里沙を見て、そんな事を思った。


―おしまい―
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| 愛斗×ガキさん | 01:17 │Comment- | Trackback-│編集

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説明

イケメン・タカスレの小説まとめです
てけとーです
職人さま方に感謝!

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