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(6) 492-495

492 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/16(月) 17:25:20.61 0
-17年前 波浪病院 505号室-


「楽しみだねー」

お隣の高橋さんの奥さんが妊娠して、
おめでとーなんて言ってたら、うちにも…ポッ

高橋さんちとは予定日が1ヶ月違いだから、
同学年だね、なんて話し合ってる。

家も隣同士なら、産婦人科のベッドまで隣になっちゃって
なんか、運命ですね、なんて笑いあう私達。

エコー検査の結果、高橋さんちは男の子。うちは女の子みたい。

「きたでー」

高橋さんの旦那さんが来られた。
あたしはじゃあまた、なんて言ってカーテンを閉める
お2人の時間、邪魔しちゃ悪いですからね


493 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/16(月) 17:25:57.72 0


旦那さんは浮き足立っちゃって、毎日毎日お仕事後に見に来てる
「だいじょぶけー?」
なんて豪快に訛ってるんだけど、
あたしにまでお見舞いのフルーツをくれる、優しい人。

2人は最近はもっぱら、
赤ちゃんになんて名前をつけるかについて話し合ってる。

奥さんは「結」って漢字使いたかったらしいんだけど、
さすがに男の子だしな、なんて姓名判断の本をペラペラ。

あたしは2人の会話を聞きながら、
自分の子の名前を考える。
「りさ」って響きが好きだな、なんて今は思ってるんだけどね。

「それは、無理やって」
「ええやんええやん!」

2人が急に声を荒げたので、あたしは聞き耳を立てた。



494 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/16(月) 17:27:02.53 0

「愛なんて漢字変やって!」

どうやら旦那さんは、息子に「愛」という漢字を使いたいらしい
それを奥さんが止めている
うーん、確かにちょっと男の子ではあんまり聞かないよね…

「おかしいって、わかっとる。」

 でもな、オレはこの子に、愛のある、愛を振りまくような人になってほしいんや
 最近、愛のない世の中になってるからこそ、あえて愛を冠した名前にしたい

「あんたぁ…」
潤んだ声の高橋さん
あたしも不覚にも目頭が熱くなる
そんな熱い気持ちがあるなら、うん
「愛」って使ってあげても良いんじゃないかな?


「愛…なんて名前にするの?」
「うん、あいのひとって書いてあいとにするがし!」

あいと、あいとかぁ。うん、なんか可愛いし、カッコいいし
素敵な名前だなって、思った。

「あいのひと…あいと…良い名前やね」
奥さんも感動してて、どうやら本決まりらしい。
あーあ、うちもしっかり愛情のこもった名前つけてあげたい。
パパ、早く来ないかなー


495 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/16(月) 17:28:01.20 0




………ん?あいのひと?




シャーッ!
あたしは素早く、
かつ、千切れんばかりに勢いよくカーテンを引いた



「コラー!それじゃ愛人になっちゃうでしょーが!!!」






川*’ー’)<ってことで、ガキさんママがオレの名付け親やよ

( ・e・)<末恐ろしいエピソードなのだ

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(6) 150-158

150 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/09(月) 06:02:13.44 0

「ホントに、しなきゃダメですか?
 オレ…こんなの初めてだし…上手くできないよぉ…」

おいおいぼっちゃん、そんな目で見るお前がわるいんだYO
何目じりに涙溜めてんだ!?

くっそーいちいちツボだ!

「誰にでも初めてはある。恥ずかしがるなよ。さぁ…」

震える肩に手を伸ばしかけた、その時、乱暴にドアが開かれた

「はい、よっちゃん付き添いありがとう。帰っていいから。」

そう言われて伸びてきた手に愛斗を奪われると
ぴしゃりとドアを閉められた。
俺と愛斗を引き離した憎い扉には、この集団の名前が刻まれている。

【演劇部】

ふっ…愛斗。
せいぜい背後には気をつけることだ。
あ、そういう意味じゃないぞ



151 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/09(月) 06:02:36.99 0

「どうしても一人部員が足りない。」
演劇部副部長藤本美貴にそう言われて、断るに断れなかった人探し。
まぁ、俺のケータイメモリーにはハニーたち目白押しよ?
でも、一人だけ贔屓するみたいだしな…
そう思ってた俺の目の前を通ったのが、天然女泣かせの高橋愛斗。

足りない役って、男のフリをする姫さんだろ?
なら逆に演じる方が姫さんのフリする男でも良いじゃん。
なんとなしに美貴に提案したら、
部長のまつーらあややでーすも賛成してくれた。

で、さっきのブツの引渡し。良かった、一仕事おーえぴっ。
ふるふるFUNタでも飲もうと思ってたらまた厄介なのが現れた
「よしざーさん!愛斗をどこにやったんですか!?」

キタキタ。高橋里沙じゃなく新垣里沙。
ちょっと俺がこないだカレピのお尻を触ったの見たばかりに
俺と愛斗がつるむ度にこうやっておいでます。
俺だって遊びと本気は分けてるよ?遊びじゃキスしない。

「あーガキさん、愛斗の奴な、ちょっとだけ演劇部に貸してやってくれ。」
「えんげきぶぅぅぅぅ!?」
でた伝家の宝刀。相変わらず良いリアクションしてるよね。
ガキさんのそういうとこ伸ばしていこう!


152 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/09(月) 06:03:08.09 0

「そういうことなら…そもそも、私だけのものじゃ、ないですし…」
先ほどとは一転なんだか顔を真っ赤にしてしおらしいガキさん。
なんだー照れてんのか?そうだな、じゃあ今日は寂しい者同士肌を温め…

ばこん!がっ!
二つの衝撃。ダブルインパクト。
一つは見慣れたミキティの鞄。投げたな、あいつ。
もう一つは鞄でよろけてガキさんに抱きつきかけた俺を突き飛ばした、こいつ。

「よしざーさんふざけ過ぎやぁ!!」
ちっちゃな闘犬がこれまたちっちゃな姫君を守るために呻っている。
おうおう、萌えるね、この図。

それから始まった、美貴の説教を右に左に切り刻みながら
二人の会話をこっそり観賞。

「ガキさん、大丈夫やったー?」
「愛斗!むしろ、こっちが心配してたんだから」
「え?なんで?」

俺のアピールはまだ愛斗に届いてないらしい。しめしめ

「んん、もういいよ。それより愛斗、演劇部の助っ人、ホントにするの?」
(アンタ、舞台とか大丈夫なの?噛み噛みなのに…)
俺には見えるぞ、ガキさんの本心。


153 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/09(月) 06:03:33.30 0

「なんていうんだろ…ずっと女装してなあかんくってな
 …オレそこはちょっと、アレなんやけど」
「ガキさーん、愛斗超演技上手いよ」
「え!?そうなの、愛斗?」
二人の会話に割り込む美貴。スゴイな。あのラブラブの中に入れるなんて。
あれ?今ミキティさん、俺のこと怒ってたんじゃないの?

「なんかーホントなんていうんだろう!すんげー楽しくってさ!」

身振り手振り、言葉の数ほど伝わらない内容を一生懸命彼女に伝える愛斗くん。
そんな愛斗を菩薩のような微笑で時につっこみ、時に頷く里沙ちゃん。


「でもさ、なんての…ガキさんいやじゃね?
 彼氏が…文化祭で女装するなんて…オレ目立っちゃうし…」

タッハー、愛斗くん。キミ息するだけで目立つから。
鏡見なさい。いつか攫われます。襲います。
しかもどんだけガキさん好きなんだ!このバカっ!

「ううん、やじゃないよ。どんな愛斗だってカッコいいし…
 愛斗がしたいって思うことなら真正面から、アタシ応援するよ」

奥さん!言い切りましたよ!
もう全吉澤が泣いたね!
行けよもう行っちまえよ!どこでも良いよ、早く行け!


154 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/09(月) 06:03:53.00 0

そう念じてたら、突然ミキティが俺の首を掴まえて校舎に戻り始めた。
な、なんだよ、俺がどっかに行けってか!?

なんか悔しくてキャワップルの方を向きなおした。
そんで、まだ残るーって言いかけた口を慌ててチャック

「…オイ、美貴離せ」
「やーよ。よっちゃんまたあの子達の邪魔するでしょ?」
「いや、自分で校舎戻るよ。歩きにくいから、な」

戻れるかよ。
いくらもうみんな帰った夕暮れの放課後とは言え、
大胆にも二人の影が一つになってるのを見たら、
戻れないだろ。


なんという絶景…
二人ともどうしようもなく絵になってる…

くっそー。
キスまでとは言え、なかなか大胆だぞ、高橋愛斗!



155 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/09(月) 06:04:12.27 0

文化祭に向け、愛斗は頑張って練習した。
もともと真面目に服着せて脱がしたら愛斗だったような男だからな。
演じる喜びを肌で感じたらしくて廊下での盗み聞きが毎回楽しみになった。

まさか助っ人に主役張らせるとは思わなかったが、
愛斗の登場に脚本家が興奮して台本書き換えたらしい。

そして俺は寂しいガキさんのお相手もして…
や、毎時間写メールで愛斗に居場所報告しないといけなかったんだけど
練習で見れないくせにな。お前はカイヤか、愛斗。


そんなこんなあって、遂に本番。

出てきちゃったのは応援団長じゃなかったね。モノホンの姫さまだったよ。
写メ禁止、そのお達しも忘れて撮ってしまう程、
姫愛斗は綺麗だった。

演技だってそうさ。
最初は噛むぞ噛むぞって楽しみにしてたのに
迫真の演技に、いつの間にか、皆、舞台に集中してた。



156 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/09(月) 06:05:36.00 0


物語もクライマックス…いよいよ問題のシーン。

王女サッファイアを王子のキッスで目覚めさせるシーンだ!
ガキさんの心中穏やかじゃないだろう!これで二人がこじれたらどうしようか。
心配だか、それはそれで俺嬉しい。
う、嘘だから!2人を応援してるから!

―倒れ込む姫を抱え込み口付けをする王子―

もちろん唇はついてないんだろうが、
観客一同、これでもかと言うほど静かになる。


松浦王子のキスで目覚めた愛斗のなんと美しいことか。
もうお前高橋愛にしちゃえよ!なんかその名前しっくりくるよ!

「結婚して下さい」

大きな拍手。
観客はスタンディングオベーションだ。

たかだか高校の文化祭のクセに。
…でも始めたの俺。




157 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/09(月) 06:06:20.22 0

「ガキさぁん!」

メイクも衣装もそのまんまの愛斗と楽屋代わりの理科室でご対面
うわ、まじやべーなんだこの肌のきめ細やかさ…
あらぬ妄想を振り払い、
俺は愛斗とガキさんが和やかに会話できるように努める…はずだった。

「愛斗!!!」
急に声を荒げたガキさんを見て
怒りでおかしくなったのかと不安になってたらわんわん泣き出した。
途切れ途切れの言葉を繋ぐに、
どうやら何も言えないくらい感動したらしい。

「もう、もうもうなんでそんなにかっこいいのよ」
泣きじゃくるガキさんを抱きしめて、背中をとんとんしてる愛斗
これを読んでくださってるお前ら忘れんなよ。
愛斗、今姫の格好してっからな。なんか、良いよね…こういうのも。

一通り泣きじゃくったガキさんの耳に愛斗が声を注いだ
「…ん。なんか、ガキさんが応援してくれたから、頑張れた。ありがと」

はー!歯が浮くわ!!
それと愛斗、何お前貰い泣きしてんだみっともねぇ!
あれ、おっかしいな、俺の視界も歪んでるな…


158 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/09(月) 06:06:40.63 0

美貴に静かに肩をつつかれて部屋を後にする。
ここはあれだ、姫の格好する愛斗専用の控え室だったしな、幸い誰もいない

「おい、愛斗、なんかすんならちゃんと鍵かけろよ」

なんて言いながらお邪魔虫の退散を伝える。
美貴爆笑。おい、この部屋出るまでは我慢しろよ。


「し、しませんからぁぁ!!」
「せぇえんよ!」

かなり遅れて叫んだ二人の声ににやけながら、俺は外から鍵をかけ、
窓から内側にパスしておいた。

だってさ、あんなに幸せそうな二人に俺たち以外の邪魔が入るなんて癪だもんな。


ミキティにそう言うと

「たまにはいいことすんのね。」
なんてかわいげの無いことを言われた。
んんとにね。可愛い後輩を持つと苦労するよ。っははは…。はぁ…

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(6) 60-62

60 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/08(日) 18:52:12.93 O

 よーい・・・パンッ!

「頑張れー」
「ファイトー」

梅雨空の続く中、年に一度のあの日がやって来た
「暑いんですけど~」
「なんで今日に限って晴れるわけ~」
「絵里の日頃の行いが悪いと思うの」
そう今日は体育祭
競技の合間にいつもの3人でおしゃべり
「それよりガキさん行かなくていいの?アナウンス」
「ちょっ、それを早く言ってよー」
「「いってらっしゃ~い」」
ガキさんはしゃべり方を認めれたのか放送部でもないのアナウンスをするよう先生に言われていました
「能力があるのも考えようなの」
「でもさ、テントの中って影で涼しそうだよね」
「でも、先生達がいるの」
なんて1人がいなくなってもおしゃべりは続いて
あっという間に午前の部は終わりお昼休憩になりました

61 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/08(日) 18:53:08.71 O
「ガキさん遅いねぇ、お弁当一緒に食べる約束したのに」
「先に食べちゃっていいと思うの」
「ダメだよ~ガキさん待たないと」
「だってお腹空いた・・・「ガキさんいる?」
「「えっ」」
2人して振り返ると愛斗くんが立っていました
「「えっと、その、ほほ放送にっ!」」
2人で何故かハモってしまいます
「そっかぁ・・・」
「どうかされたんですか?愛斗先輩」
「いや~弁当忘れちゃって、それでガキさんに分けて貰おうかと」
「それならあたしの分あげますよ!一緒に食べましょ!ねっ絵里」
「うん!あたしの分も」
いつもは食べ物のことになると絶対他人に譲らない道重さんも愛斗が困っているとなると違います
「えっいいの?!」
「はいっ!ガキさんもその内帰ってきますし」
「じゃぁ遠慮なく」

62 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/08(日) 18:53:24.87 O
「愛斗先輩、あ~ん」
「あっ絵里ずるーい、先輩あーん」
ハーレム状態の愛斗くん
タコさんウインナーやら甘いたまご焼きやら次から次へと何故か角煮やケーキまで
育ち盛りの愛斗くん、2人分のお弁当をペロッと食べちゃいました
「あー食べた食べた、満腹満腹」
「そう言ってもらえて嬉しいです」
「よかったのあんなに一杯食べちゃって?」
「はい!全然!」
「さぁ昼からも頑張るかぁ!応援団長見てくれよな」
「「はい!」」
「ガキさんにもよろしく、んじゃ」
愛斗くんは爽やかに走っていきました
それと入れ替わりにガキさんが帰ってきます
「疲れた疲れた。あれ?どうかしたの?」
「なんでもないよ、ね?」
「うん、ないない」
「あっそう」
「それより~」
「ガキさ~ん」
「ん?」
「「お弁当ちょーだい!」」


      おわりっぽい

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(4) 478-483

478 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/29(木) 01:09:08.59 0
生徒指導室の奥にある、秘密の部屋
そこに愛斗が引っ張られたと聞いて単身乗り込んだ

「ガキさーーーん!!」

ドアをがらっと開けると
そこには強面のお兄さんたちがいっぱい

「お、おひさしぶりです」
ひとりひとりに挨拶をしてまわる

「おうおう、愛斗の奥さんはしっかりしとるのー」
みんなここのOB(オールドボーイ)
全員が応援団長のお部屋
今日は緊急招集が発動したらしい。
議題はそこで半べそかいている高橋愛斗について

「やー、愛斗の気持ちはわかるんだけどねー
 さすがに応援団長がね…こういうことで警察のお世話になるのはね」
愛斗の方を見ても何も言わない。
愛斗あんた一体何をしたの?ケーサツって聞こえたけど…

「飯田さん!ここはオレにまかせちゃくれないだろうか?」
そう言って勇ましく手を挙げたのは、いつもより目力のある吉澤さんだった



479 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/29(木) 01:10:13.85 0

「ぱ、パンツー!?」
愛斗は恥ずかしげに顔を逸らした。

「そーなんだよ。こいつさ、もう何着も干してたの盗られたらしくて…
 もう困りきってケーサツに何とかしてもらおうとしてたのを
 警察関係に勤めてる飯田さんに見つかって止められたという訳なんだよ。」

なんで今まで隠してたのか。
聞けばこのところの愛斗は、変なアドレスからメールが来たり、
無言電話があったりとなかなかあやしい雲行きだったらしい

「だって、ガキさんに迷惑かけたくなかったんやもん」
可愛くそう言われたら、なんでも許したくなる。
でもそういうわけにはいかない。

「だからって、ほっとけないでしょーが!」
とりあえず、応援団長が警察のやっかい、
それもパンツ盗難なんて案件なんてOB的に絶対許せないらしい
でも、みんな愛斗が好きだから愛斗が泣き寝入りするのも許せないらしい

「俺に考えがある」
嫌な予感がしながらも、ワタシは吉澤さんのプランに耳を傾けた



480 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/29(木) 01:10:46.28 0


「ちょ、吉澤さん、あんまり愛斗にひっつかないで下さい!!」
「仕方ねーだろー?こうやって暗い中で犯人みつけなきゃいけないんだからさー」
「なんで美貴までこんなこと…」

ただ今土曜深夜1時。
吉澤さんの提案でパンツ泥棒をしょっ引くべく、愛斗宅で張り込むことに。
生け贄のイチゴトランクスはためくベランダが
よく見える部屋に、息を殺して潜む、私たち4人

昔はよく愛斗のうちにお泊りしてたんだけど、
さすがに中学になってからはなかったから、
こんな形といえちょっとドキドキする

「にしても、愛斗ってパンツまで可愛いのね?」
「え!?あんなんフツーってかーさん言ってたのに…」
美貴先輩の言葉に落ち込む愛斗

「おいおい、パンツおかんに選んでもらってんのか?
 今度俺が持ってきてやるYO
 そうだな愛斗の白い肌には黒のスケ…」
「要りませんから、それ」
まったく、この人には油断も隙もあったもんじゃない

481 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/29(木) 01:11:33.09 0

「が、ガガガガ、ガキさん。あれ、あれ!」
愛斗にお気に入りの緑ジャージの袖を引っ張られ、
慌てて窓の方に目をやると、
イチゴパンツに伸びるマジックハンドが見えた

「よっちゃん、外!先回りして!美貴は勝手口から回り込む!
 いい、あんたたち二人は、パンツが盗られた瞬間にベランダに出て
 しっかり犯人の写真撮るのよ!」

カメラを渡され、ごくりと唾を飲む愛斗
よしざーさんと美貴先輩は階段を降りていった

マジックハンドは何度も失敗しながらも着実に
揺らめくパンツをその射程距離におさめようとしている

それを見ながら横で唇を噛む愛斗
悔しいだろう、悲しいだろう
自分のお気に入りのパンツたちが変質者に蹂躙されゆく姿
愛斗の気持ちは察するに余りあった

そしてワタシ自身も憤りを隠せない
許せない、ワタシの大好きな愛斗の…パンツをよくもよくも

ワタシは愛斗の手を握ると
一歩ずつベランダに近付いた…


482 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/29(木) 01:12:28.18 0


ぱしっ

いや、実際は音もなく、愛斗のパンツをマジックハンドが掴んだ
1度上に上げてから、勢いよくひっぱると、パンツははらりと
マジックハンドの手の内に落ちた
なんという手馴れた行動!

犯人は勝利のガッツポーズ(マジックハンド)をすると
パンツを地面へと誘いはじめた

私たちは同時にベランダに躍り出て、
下界の変質者を捉える
愛斗はカメラで、ワタシはこの、里沙2.5EYEで

「ミュン!」
なんと…というかやっぱり犯人は女だった
女は大慌てでパンツを掴むと路地裏へ駆け出す

「逃がすか!」
いきなり躍り出た吉澤さんに、くるっと方向転換するも、
そちらにはすでに美貴先輩が

かくして女は取り押さえられ、警察に突き出された


483 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/29(木) 01:13:11.58 0

―数日後―
「愛斗自ら捕まえたらしいな。偉かったな、愛斗」
強面の元応援団長たちの中で、頑張って胸を張る愛斗
みんな愛斗をとてつもなく優しい目で見ている

どうやら吉澤さんが上手くやってくれたみたいで
愛斗の不安も応援団長としての面子も上手く解決したらしい

ちなみに変質者は愛斗の重度のファンで
愛斗のサイトを作ったりとなかなか危ない女だったそうだ


「ガキさん、貸し1ってことでさ、今度一晩愛斗を…」
「貸しません。それと愛斗はモノじゃありませんから」

ヘラヘラ笑う吉澤さんに一応感謝しながらも
愛斗の彼女でいることはこんな苦労もあるもんかと
小さくため息をついた

| その他 | 11:16 │Comment- | Trackback-│編集

(2) 794

794 名前:从´ヮ`)[] 投稿日:2008/05/13(火) 23:39:22.25 O
「にーちゃん、何見てんの…?」

「見て分かるやろ、エロビデオ♪愛斗も一緒に見るか?」

「そんなもん見ないよ」

「…彼女とヤってるからビデオなんて必要なし?」

「なっ///」

「おっ、図星?」

「ちげーよ!!まだ…」

「……ヤッてないんか?」

「……ちゃんと満足させてやれるのか自信がない。」

「まじかよ、タカ様が教えてやろうか?」

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イケメン・タカスレの小説まとめです
てけとーです
職人さま方に感謝!

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