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(6) 691-695

691 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/23(月) 00:02:41.86 0

「たっかはしさあぁん!!」
「ふんぎゃ!」

小春が来るであろう方向を向いて待っていたのに、
彼女はまったく思いもしなかった方向から走りこんできた

「っててて…」
ごめんなさーい!と甲高い声で言われる。
うるさい、うるさいんだけど。
これさえも可愛くて仕方ない自分はだいーぶ小春に惚れてる。

「行こか、小春」
いつもは小春から握られる手を今日は俺から繋いで、いざ入場。

デートやで、今日は。
小春が見たいって言ってた新しい水族館。
ホントに久しぶりの休みで、なんでか女の子にいっぱい誘われたけど、
今日は小春とデートしたかったから、断った。
断るのはいつもやけど、今日の理由は特別で嬉しい。



692 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/23(月) 00:03:52.22 0

別に意識してるわけじゃないんやけど。
今日、ちょっとは進展したいかなーなんて思ってる。
って言うのも、付き合う前から手繋いだり、
ぎゅって…されたりしてるから、あんまりそういうのに抵抗ないんやけどな。
その先はもう付き合って半年も経つのになんも…
やってーどうしたらええかわからんやもん!
やっぱ、中学生と高校生の付き合うって違うんかな…
俺は別に、小春といれたらそれでいい。あーウソ、やっぱ、小春が好きやから、その、その…

「愛斗さん?」
「うおお!」

今まで水槽のマンボウにおいしそうなんて言ってたのに
急に顔を覗き込まれる。近い!近いから小春!!

ふざけて押し返そうとして、動きが止まる

やっぱ小春って…綺麗な顔…


あれ?



693 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/23(月) 00:04:36.39 0

「小春、今日、なんか唇いつものよりキレイ。」

いつもより、ほんのりピンク色。
俺達が付き合い出した、あの日の満開の桜みたいな、キレイなピンク。

「そ、そんなこと!」

小春は急に焦り始めて、両手で唇を隠す。
隠し切れないほっぺたが、ピンクを通り越して真っ赤になる。

「恥ずかしがらんでも、ええやん。」
減るもんじゃなし…

何の気なしに言った言葉で、小春が俯いた。
な、なんかマズイこと言ったやろか。

「…ますよぉ…」
「小春?なんかまずかった?」

思わず屈んで、覗き込む。

ぷにゅ…

  へ?

気がついた次の瞬間には、小春の唇が、俺の唇に触れてた。


お、俺今、キスされてる?



694 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/23(月) 00:05:09.07 0

「こぉ、小春急にな…」
「減るもん!!あ、愛斗にーちゃんにそんなこと言われたら、
 なんか、ドキドキして…寿命とか、きっと減ってるもん!」

こんな大胆なことしといて、そんな可愛いこと言うか、小春。

「こ、小春やっぱり子ども?
 愛斗にーちゃんがこんなことしてこないのは、小春を妹みたいにしか
 思ってないのかと…思って。頑張って、グロスつけたらいきなり褒めるんだもん」

しんぞーおかしくなる。

さっきあんな真剣な顔で俺の唇を奪った人間と同じとは思えん。ぎゃーぎゃー騒ぐ小春。
ああ、ああもう、俺カッコつかねぇ。

「小春、黙って」

俺、お前が好き。
子どもだなんて思っとらん。むしろ、ずっと意識しっぱなしで…
こーいうの、なかなか出来んかったんは、
小春が俺のことお兄ちゃんとしか思ってないんじゃないかって不安だったから

「俺、付き合うとか、あんま慣れてないんよ。
 だから、すっげーかっこ悪いけど、ちゃんと言う。
 俺、小春とキスしたい。だから、目瞑って?」

自分以上にまっかっかな俺に微笑みかけて、小春は静かに瞼を下ろした。



695 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/06/23(月) 00:05:45.12 0


「わーい、わーい、わーい!!」

高橋さんとちゅーできた、わーい!!
水族館の出口まで、小春ははしゃぎ倒した。

なんか、見事にペースにはめられてる気がする。
あーでも、すっげぇ幸せ。

小春と進展したことじゃなくて、
想いが通じ合ってて、それを小春も望んでくれたことが
俺は心底嬉しかった。


「ねーねーねー高橋さん、これから学校でもちゅーしましょ?」
「ぜ、ぜってぇしねぇー!!」
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| 愛斗×小春 | 20:41 │Comment- | Trackback-│編集

(4) 35-40

35 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/24(土) 00:18:40.84 0
「高橋さーん!!」

廊下、学食、校庭。
どこにいたって小春は高橋さんを見つけたら抱きつきます。
な、なにするんやー
とか真っ赤になってる高橋さんを見るのが小春大好きなんです。

いつの間にか、小春の方が完全に背が高くなっちゃったけど、
小春の腕にすっぽり納まっちゃうサイズなんだけど、
いつだって小春を見守ってくれる温かい目は変わりません。
高橋さんは、小春の近所のお兄さんなんです。


今日はお昼休み、食堂と高校校舎の渡り廊下で見つけました。
「こ、小春。あっかんって!」
「なんでですかー?こうしてた方が、高橋さんが近く感じるのにー」
「な、何言うて…」

連れのミッツィはこんなことして
ファンクラブに睨まれない久住さんがすごいって言います。
小春はなんのことだかさっぱりわかりません。



36 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/24(土) 00:19:07.93 0

「わーんわーーーん!!」
それは幼い時の記憶。
いっつもうちから5メートルの地点で迷子になったり、
小型犬に追いかけられて大泣きしてた小春。

「だいじょぶかー?」
そう言って助けて、小春の手を引いてくれたのは、いつも高橋さんでした。
小春、高橋さんに手繋いで貰ったらなんだってできちゃう気がしてた。
ううん、今だってそう。
小春+高橋さんなら、小春なんだってできます!

それなのに高橋さんが先に小学校に行っちゃって、
ちょっとだけ一緒だったのに、また先に中学校に行っちゃって…
この中高一貫の波浪学園じゃなかったら、
こうやってお昼に会うこともできなかった。

愛斗おにーちゃん、なんて呼んでたのを高橋さんに、変えたのだって、
しっかり敬語使うようにしたのだって、
小春ちょっとでも高橋さんに近づきたいから。

でもあと2年もしたらまた小春と高橋さんはお別れ。
高橋さん、わかってます?そのこと…



38 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/24(土) 00:19:41.62 0

「小春、いてぇって!」
思わず力が入っちゃってたみたいで、
小春の腕をぺしぺし叩いた高橋さん。

「ごめんなさーい」
そう明るく言ったら、反省してねーなーなんて笑われました。
「さ、中学校舎帰るで」
そう言って昔みたいに手を引いてくれる高橋さん。
小春がこうしないと、帰らないこと、もうわかってるんです。

これで良いんだ。
だってこうやって一緒にいれる。

いつかやってくる別離の時より、
今こうやって高橋さんと過ごせる
この時間を大切にしなきゃいけないんです。


高橋さんが高校卒業する時は、小春泣いちゃうかもな…



39 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/24(土) 00:20:49.68 0
「小春、ついたでー」
中学校舎の前まで来て、いよいよお別れです。
でも、いつもみたいに小春の手をすぐに離さず、じっと見てる高橋さん。
あ、手汗ですか?小春気にしないですよ。

「なー、小春」
「はいィ?」
なるべく素っ頓狂な声をあげておきました。
手汗、カミングアウトしやすいように。

「あのさー。やっぱなんでもない。」
「なんですか?気になる気になる!!」
高橋さんはすごくモジモジしています。
それでいて、真剣な表情。手汗じゃないんですか?じゃあなんです?


「あのさ、オレが卒業したら、こうやってもう逢えんわけやん?
 それってさ、あ、かなり先の話しててごめんなんやけどさ、それってさ、
 なんか寂しいなーって、オレ思ってて。」
「…」
「オレ、小春がずっと、側にいたらええのにって、考えてて、さ。
 あーなんか、別に小春がオレとこうやって手繋いだりとかすんのは、
 そういうこと意識してないからやって、わかってるけど…さ」

「オレ、小春が、好き…かもしらん…」
それは、小春と高橋さんを繋ぐ、虹の言葉。

歳が離れてても、遠くに行っちゃっても、小春が側にいれる。
まるで革命。レボリューション!小春、なんで今まで気付かなかったんだろう


40 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2008/05/24(土) 00:21:11.99 0


「やから、オレとつきあ…」
「小春、小春も、小春もーっ!!高橋さんが、大好きです!!」
「こ、小春、声おっき…」
「付き合います!小春、小春高橋さんのお嫁さんになります!!」
「そ、それは飛びすぎやって小春!」

どちらの校舎からも、みんなが小春たちを見てます。
きっとこれは、祝福の嵐です。

「久住小春。今から高橋さんの彼女になっりまーす!!」
「小春、しーっ!!」

照れすぎて焦ってる高橋さんと、満面の笑みの小春。

これからいろんなことが起こったって、
小春、高橋さんと手を繋いでたら、
どこまでだってなんだってできます!!


だから、愛斗おにーちゃん、小春の手、ずーっと離さないでね。




| 愛斗×小春 | 21:51 │Comment- | Trackback-│編集

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説明

イケメン・タカスレの小説まとめです
てけとーです
職人さま方に感謝!

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